「新型コロナウイルス感染症の治療に当たっている医療従事者の子どもたちが、保育所への通園を断られた」、「医療従事者が、タクシーへの乗車を拒まれた」、などといった心ない事例が紹介されています。
医師や看護師などの医療従事者は、感染防御を十分にした上で、患者の検査や治療、感染症のまん延を防止するなどといった、国民が望む仕事を行っています。正確でない情報により、医療従事者に対応することは慎むべきですし、場合によっては人権侵害になることもあります。
厚生労働省 ツイッターより引用
医学会を重要な天下り先としている厚生労働省は、医療従事者様への差別は許さない!と、あたかも法的措置を講じるかのような勢いです。
Σ(`Θ´)=3 ムキー ユルサナイ!
しかし、同じくツイッター上で、新型コロナウイルスを発病された方々が、病院に診療拒否・受入拒否され、たらい回しの状態となり、「新型コロナウイルスの検査を拒否された」「新型コロナウィルス患者は受診出来ない」と悲鳴をあげているにもかかわらず、厚生労働省は、「診療拒否は許さない」「受入拒否は許さない」「たらい回しは許さない」などとツイートすることもなく、対応していません。
(゚ε゚)キニシナイ!!
また、厚生労働省に追随するかのように、ネットには医療従事者様への理髪店の入店拒否やタクシーの乗車拒否は許せないという意見があり、違法性が高いという意見まであるようですが、その拒否行為に正当性がないとするならば、新型コロナウイルス患者に対する病院の診療拒否・受入拒否・たらい回しにも正当性がないということになると思われ、違法性が高いどころか、違法行為そのものです。
※医師法19条1項
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
2020年5月13日、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため、死去した大相撲力士の勝武士さん(28)も、発症時、38度台の発熱があり、血痰が出ていたにもかかわらず、厚生労働省所管の保健所には電話に出ないという対応をとられ、病院からも診療拒否・受入拒否され、たらい回しにされていたようです。
勝武士は先月4日から38度以上の発熱があり、高田川親方らが6〜7日にかけ、保健所や近隣の複数の病院に診察を頼んだが、受け入れを断られたという。同8日、血たんが出たため、救急車で搬送されたが、受け入れ先が見つからず、たらい回しされ、夜になって都内の大学病院に入院した。翌9日、症状が悪化したため、別の大学病院に転院し、同10日、PCR検査で陽性が確認された。入院から11日後の同19日、さらに症状悪化がみられたため、集中治療室で治療が続けられていた。
日刊ゲンダイDIGITALより引用
医療従事者様をお守りするとして、人権侵害を振りかざしている厚生労働省ですが、勝武士さんへの病院・保健所の対応には関心がなく、医師法にも全く無関心のようです。
年がら年中、天下りのことを考えているバイアス思考の厚生労働省は、本当に、本当にどうにもならない省庁ですね。
(´`)=3
さらに気になるのは、NHKから国民を守る党の立花孝志党首が、ホリエモンの紹介で、全く無症状にもかかわらず、いとも簡単にPCR検査が受けられたことなどが象徴するように、一般人ではなく、有名人だと難なくPCR検査が受けられ、入院先があるということです。
そのことから、勝武士さんがもっと有名力士であれば、PCR検査を受けられ、入院先もあったのだろうと思われます。
有名であろうとなかろうと、親族にとってはかけがえのない存在です。
助かったはずの命が、命の差別を受け亡くなったという事実を受け止めるご親族の苦しみは計り知れません。
社会的地位によって、命の差別が行われている現状において、有名人ではなく政治家でもない、理容師やタクシー運転手を職業とする方々が、ご自身やご家族、また、顧客を守るために、医師ら医療従事者の入店拒否・乗車拒否を行うことは、根拠のない差別とは言えないと思います。
切実な自己防衛に他ならないでしょう。
いつものように医学会のごね得というべきか、、、新型コロナウイルスに関する診療報酬が倍増され、新型コロナウイルス患者を受け入れた病院には高額な助成金が支給される制度が次々と出来上がったようですが、お金をバラまく前に、行政は、新型コロナウイルス患者に対する医療従事者による差別や、医学会を持ち上げるあまり形骸化している医師法にもっと関心を持つべきでしょう。