ロンドン五輪で史上初の金メダルなしに終わった男子は篠原信一監督が引責辞任したのに対し、金1個と期待を裏切った女子は園田監督が留任。責任が棚上げされたまま新強化体制が発足し、昨年9月に持ち上がった選手への暴力問題も当事者間の“和解”で済ませようとした。旧態依然の全柔連執行部への面当てというのだ。
トップスポーツの強化現場で持ち上がった「暴力」という重大な事案に接しながら、告発文の提出を受けたJOCは対応を全柔連に丸投げし、1カ月以上も“放置”した。全柔連は隠蔽(いんぺい)体質をさらけ出し、統括組織のJOCは当事者意識を欠いた。事はスポーツ界全体の信用を揺るがす問題に膨れあがった。
全柔連の幹部は「これ(園田監督の辞任)で解決したとは思わない。(告発文の)問題の調査を早急に進めなければならない」と自戒する。事実関係の検証と再発防止策を急ぎたい。どこまでが「指導」で、どこからが「暴力」になるのか線引きの難しい指導法のあり方についても、スポーツ界全体で議論を深め、問題意識を共有する必要があろう。個人の「指導力不足」に罪をなすりつけて、幕を引くべき事案ではない。
ここまで産経ニュース引用
http://sankei.jp.msn.com/
園田隆二監督の顔立ちから、てっきり、園田隆二監督が女子柔道選手たちに「お前なんか柔道やってなかったら、ただのブタだ」と暴言を吐かれたのだと思いました。
園田隆二監督が、あの顔立ちで女子選手を豚呼ばわりしたのですね・・・。
ご自宅や勤務する警視庁に鏡はないのでしょうかね。
園田隆二監督とコーチ陣の暴力傷害行為は、女子選手の髪の毛をわしづかみにして蹴り上げる、背中や尻を竹刀で叩き、頭部にゲンコツ、顔面には平手打ちと北朝鮮の強制収容所を思わせる凄まじいものだったようです。
選手たちは、逆らえばそれぞれの人生を賭けた五輪という強化の輪から外される恐怖心から、代表選考の実権を握っている園田隆二監督とコーチ陣に逆らえず、ひたすら暴力行為に耐えていたようです。
監督とコーチの引責辞任で済むような話ではなく、警視庁が深く関わった暴行傷害事件です。
組織ぐるみで握りつぶしを謀った警視庁の天下り団体、全日本柔道連盟(全柔連)の役員も辞任すべき、園田隆二監督が勤務する警視庁も、とっとと園田隆二監督逮捕に踏み切り、しかるべき責任を取るべきです。
園田隆二監督は、ロンドン五輪の時、選手を殴る暴行傷害をヨーロッパのコーチに止められ、たしなめられていたということです。
さぞかし日本人は野蛮だと思われたことでしょう。
日本の体罰文化は日本の恥です。
大阪桜宮高校体罰暴行傷害事件と重なりますが、大きな違いは、大阪桜宮高校体罰暴行傷害事件では被害男子生徒が自殺を選択してしまい、五輪女子柔道暴行傷害事件では被害女子選手15人が団結して日本オリンピック委員会(JOC)告発したことです。
大阪桜宮高校体罰暴行傷害事件の場合は、自殺したバスケットボール部キャプテン男子生徒ひとりに極端に暴力顧問の暴行が集中していました。
その上、男子生徒が亡くなった後ですら、「早くバスケット試合をやりたい顧問の指導を受けたい」と言う生徒や、「僕らの頃はもっと厳しかった。先生だけじゃなく親の責任だと思う。先生は頑張って。応援します」などと亡くなった男子生徒やご遺族の心情はそっちのけの無神経発言を繰り返す保護者らがいるような環境を考えると、精神的に、ひとりで相当に追いつめられただろうなと感じます。
でも、やはり生きて戦ってほしかったな。。。
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